襲ってくる不安やプレッシャーに直面しながらも他のママたちとの交流で救われる

ニックネーム:マイコ

出産を経験した年齢:36才

妊娠中に役立ったものは?:特になし

様々な不安が出産まで途切れることなくある!生活面での変化は禁煙できたこと

気づいてから最初に思ったことは、自分が親になれるだろうかということと経済的な不安でした。

不安な気持ちは出産まで途切れることはありませんでした。

どのような子どもが生まれてくるのかという不安もあり、どんな子どもであっても愛していけるのか、それも大きな不安でした。

ある意味それは今も続いているのかもしれません。

私の妊娠した頃には特に児童虐待や虐待死などが度々ニュースで報じられていた頃でした。

「ひどい、親のすることではない」という世間の多くの意見とは違い、私は、そういう親御さんの気持ちもなんとなく想像できてしまい、想像しているうちに自分がそうして同じように虐待している様子までが頭に浮かんできたりしていました。

生活にも大きな変化があり、一番の変化は禁煙できたことでした。

 

 

豆腐しか食べられない!お腹の子が生まれてくることに抵抗しているかもと思う

妊娠の初期にはお豆腐しか食べられなくなり、毎日冷奴にポン酢をかけて食べていました。

まだ生まれてもいないお腹の子どもに愛着を感じ、禁煙した一方で、食生活は偏食でした。

つわりでそれしか食べられなかったからですが。

つわりを感じるたびに、お腹の子どもの強い意志のようなものを感じていました。

こんなに気持ち悪くて、こんなに苦しいのは、お腹の子どもが生まれることに抵抗しているのではないかと思っていました。

子どもの、生まれる恐怖や苦しみが、私のつわりという形で出てきているのでは、と。

マタニティブルーもあったのかもしれません。

お腹の子どものために断酒禁煙するくらい大切にしながらも、「本当は生まれてくるのはつらいだけなんじゃないか」と思ってもいました。

 

 

妊婦は世の中から一番尊ばれる存在かも!心のどこかで後ろめたい気持ち

中期に入るとつわりもおちついて、お腹も大きくなってきて、電車で席を譲られたり知らないおばさんに話しかけられたりするようになりました。

それはまるで、世界から祝福されているかのような不思議な体験でした。

もしかしたら、妊婦さんというのは世の中で一番尊ばれる存在なのかもしれません。

そのように大切に、敬意を持たれるという体験は、妊娠が外からわかる妊婦時代をおいて他にないように思います。

それくらい、妊娠出産は神聖で大いなる事業であると世間から言われているような気がして、心の何処かで後ろめたい気持ち、応えられないだろうという気持ちもありました。

みんながみんな、社会に送り出せるような立派に子育てできるわけではないし、期待されたらプレッシャーになるよ、という気持ちがありました。

 

 

諦めと開き直りに気持ち!胎動はお腹の内側からノックしているみたい

もう後にはひけなくて、もうやり直しのできないところに来てしまった、という、諦めと開き直りの気持ちがありました。

一方で日々お腹は大きくなり、胎動もどんどん激しくなり、まるで外に出るためにお腹の内側からノックしているみたいだねと夫と話したことを覚えています。

お腹の中の生き物がどんどん大きくなってきて、それは、それまでは私の一部であった細胞が、別の人格と意志を持って暴れているようでもあり、やっぱり不安が大きかったです。

その頃に読んだ本に、宅間守死刑囚を妊娠した頃のお母さんのエピソードがありました。 「あかん、これ、あかんねん」と主張したというもので、子宮の中の悪意や邪気をまるで母親が感じとっていたようで、強烈に覚えています。

 

 

一大事業終えたさっぱりした気持ち!ベビー用品を揃えていないことに気づく

「とにかく痛い」「鼻の穴からスイカを出す程度には痛い」と、誰もが聞いたことがあるかと思います。

昔は出産で死ぬ人も少なくなく、命がけだったのだとも聞かされていて、痛みだけは覚悟が出来すぎていたのか、「これで終わり?」という印象でした。

出産後は、自分の身体全体が、子どもを包んでいた容れ物だったかのように感じました。

赤ちゃんに会えて感激」というよりも、一大事業を終えて、成果物を納めたようなさっぱりした気持ちでした。

出産してしまってから、ベビー用品などをほとんど揃えていなかったことに気がつきました。

自分のキャパシティでは、妊娠中にずっと続いていた不安を処理するだけで精一杯で、産後に続く世界のための準備にまで気持ちがまわらず余裕もなかったのだと思います。

 

 

わが子がかわいくない!ママ友のおかげで母性神話のプレッシャーに負けない

出産後はとにかくまとめて睡眠を取れなくてそれが本当にしんどかったです。

3時間もまとめて眠れない日がずっと続いて、高齢出産だったこともあり体力的に限界を感じました。

そして、想像していたことですが、我が子をあまりかわいいと思えないことにも悩みました。

かわいいと思えないまま、もしかしたら愛せないまま20年近く付き合わなければならないとしたら大変なことだと。

けれど、他のママさんたちとの交流の中で、そういう気持ちは決して珍しいものでも特別なことでもないと知るようになりました。

「母親は無条件に子を愛するもの」「女には母性があって産めばそれが目覚める」みたいな言説が世間では流れています。

そして世の母親はその期待を裏切らないように、表面上はそういう顔をしています。

でも実際はそうでもないと知りました。

親と子でも人間と人間ですから、相性の合う合わないもあるし、無条件に愛せないこともおおっぴらにしないだけでままあること。

母性神話のプレッシャーになんとか潰されずに済んだのは、気の置けないママ友のおかげでした。

 

 

これから出産される方にアドバイスをお願いします

私のように考えすぎるプレママさんはそういないと思います。

マタニティブルーという言葉もあるように ホルモンバランスのせいでマイナス思考になっていることもあるでしょう。

妊娠中はいろんなプレッシャーもかかるかと思いますが、軽く受け流せるといいねと当時の自分にもいいたいです。

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