いきめないことと痛さを我慢し出産!関心は赤ちゃんに行き寂しく戸惑う

ニックネーム:ぶんさん

出産を経験した年齢:31歳

妊娠中に役立ったものは?:寝るときの抱き枕(商品名失念しました、すみません。一般的は円筒形のものです)

だるくて寝てばかり実感わかず!双方の家族が祝福してくれ精神的支えになる

最初は、だるいな、風邪かな、と思っていたのですが、妊娠検査薬で妊娠に気づきました。

嬉しいよりも先に体調の変化についていけず、さらに結婚しようと約束はしていましたが、実は結婚前のことだったので双方の家族になんと報告したらよいのか、など考えることがいっぱいで、赤ちゃんができたのだという喜びや実感は正直、まだわいてきませんでした。

それまでは大好きだったものも食べられなくなり、ただただだるく寝てばかりで、食欲もなく・・・。

まずは双方の家族の反応が心配でしたが、夫の両親も私の両親も、すぐに「おめでとう」と喜んで祝福をしてくれ、それが何よりも精神的に支えになりました。

夫が以前にまして私に優しくなって重いものを持ったりしてくれたことも、大事にされているんだなと嬉しくなりました。

 

 

気持ちが悪い時は柑橘系の飴をなめる!今までの自分になったような不思議な感覚

初期はつわりがかなりひどいほうだったと思います。

朝起きた瞬間から吐き気がし、気持ちが悪くて食欲はあまりないのに、胃が空っぽだとますます気分が悪くなりました。

先に結婚出産していた姉からのアドバイスで、常に柑橘系の飴を携帯し、気分が悪くなってくるとすぐに口に入れるようにしました。

寝るときにも枕元に置いておき、朝起きると同時に口にポン。

しかし、糖分の取りすぎになってしまっては太ってしまうので、気分が落ち着いたら最後までなめずに口から出すようにしていました。

体の中に異物が入ってきて、体が違和感で抵抗している、そんな感じでした。

母からも教えられましたが、本能の部分が強くなって野生に戻っているような感覚がありました。

友人と会って外食をしても、普段なら友人の頼んだ料理が全部来るまで箸をつけないのに、自分の料理が先に来るともう我慢ができません。

今までの自分ではない自分になったような、不思議な感覚でした。

 

 

妊婦であることを忘れそうになる!お腹に赤ちゃんがいるんだと説明したい気分

中期になると、つわりはおさまり随分と楽になりました。

まだお腹もそう大きくないので、つい自分が妊婦であることを忘れそうになり、階段を駆け上がってしまったり、走ってしまったりしては家族に注意されていました。

お腹は少し膨らんできているのですが、一目見て妊婦とわかるほどのでっぱりではなく、ちょっと太った人、という見た目。

そのため、電車などでも妊婦と認識はしてもらえず、座れずに立ったままということもしばしばありました。

ゆるめの服を着たただの太った人に見えるので、違うんです、赤ちゃんがいるんです、と説明したいような気持ちでした。

検診でエコーを見ると、ああ、お腹の中に赤ちゃんがいるんだなあとは思うのですが、まだまだ気持ちの上では自分が中心だったように思います。

 

 

妊婦らしくなり周りの方に気を使ってもらう!赤ちゃんが生きていると実感する

後期になるとお腹もはちきれんばかりに膨らみ、どこから見ても正真正銘の妊婦となり、まわりからもいろいろと気をつかっていただきました。

中華街で中華まんを買うと、店員の中国人のお姉さんが「これは赤ちゃんの分!」とひとつおまけをしてくれたりして、みなさんの優しさにとても嬉しくなりました。

この頃になるとお腹が重く、夜は横向きで抱き枕を抱いて片足をのせるようにして寝ていました。

下腹部が常に押されているので尿漏れをしてしまったり、自分の身体が自分のものではなくなったような違和感がありました。

お腹が目に見えるくらいにグニュ、グニュと動くようになり、この中に赤ちゃんが生きている!と実感するようになりました。

夫と名前を考えたり、お腹をなでて話しかけたり、とても穏やかで幸せな時期でした。

 

 

病院についてからが苦しい!産んだ喜びよりやっと終わったという喜びでいっぱい

陣痛が始まったときは、ドラマでよく見るような「うっ!」とくず折れるようなものではなく、生理痛がちょっと強くなった程度の腰のだるさで、なんだこんなものか、これなら楽勝、と最初は思っておりました。

陣痛は数分間隔になってから夜中に救急で出産予定の病院に行ったときも、看護師さんが車椅子を用意してくださいましたが、自分で歩けるのにな、なんて思っていました。

ところが、そこからの陣痛の苦しかったこと・・・!!

痛い、というよりは、トイレで大をしたいのに、まだいきんではいけません、と我慢させられるような感じです。

子宮口が十分開いていないのに、気を抜くとつい「う~ん」といきんでしまい、助産師さんに「まだよ~」と怒られました。

やっと分娩台に這うようにして上がったときには、やっといきめる!という思いしかありませんでした。

裂けないように子宮口をハサミで切ると聞いて怖いと思っていたのに、出産の痛さに、「楽になるなら早く切って~」という気持ちに・・・。

出産自体が痛いので、ハサミで切ったり、産後に縫い合わせる処置も、まったく痛く感じませんでした。

赤ちゃんが出てきたときは、「生んだ」喜びよりも「やっと終わった」喜びでいっぱいで、その晩は久しぶりに熟睡しました。

 

 

関心が赤ちゃんに移り少し寂しい!寝たいときに寝られない初体験

当たり前ですが、それまでは自分が主人公だと思っていた自分の毎日が、その日を境に赤ちゃんが中心になります。

それまで妊婦を気遣ってくれていた家族たちの関心は、いっきに赤ちゃんへとうつり、少し寂しいような、複雑な不思議な気持ちになりました。

寝たいときに寝られない生活というのも、子供を産んで初めて経験することでした。

母子同室のシステムだったので、生んだ翌日から我が子は病室にやってきました。そして、朝までまったく寝ることなく泣き続け、同じ病室には他の母子もいるので邪魔にならないよう、一晩中病院の廊下を我が子とうろうろしていました。

多くの友達が、「生まれたなら病院に見に行きたい」と言ってくれましたが、慣れない授乳の疲れと産後の疲れで毎日寝不足状態、友達を会う時間よりも少しでも眠りたい・・・と思い、退院まで待ってもらいました。

赤ちゃんへの愛情ももちろんあるけれど、それよりも自分の戸惑いの方が大きかったように思います。

それでも、初めて赤ちゃんが、表情を見せたとき、ああ、私の子供なんだ、私が守っていくんだ、と実感が押し寄せてきてなんともいえない感動を覚えました。

 

 

これから出産される方にアドバイスをお願いします

出産は、やはり痛いです。

でも、思っていた痛さとは少し違っていました。

陣痛は、重い生理痛のような感じなので、仰向けに寝て手でこぶしを作り、腰とベッドの間にこぶしを入れて、腰をベッドに沈ませて押し付けるようにすると楽になります。

誰かに腰をさすってもらうのが一番楽です。

しかし、これは人によって違うようで、波のように繰り返しやってくる陣痛にうんうんと苦しみ、陣痛と陣痛の合間には気絶するようにとろとろと意識を失っていた私に比べ、同室の別の妊婦さんは、ずっと本を読んだりお茶を飲んだり、人とおしゃべりしていたりして、とても楽そうでした。

長い陣痛を乗り切ったら、後は分娩台で思い切りいきむだけです。

赤ちゃんがおりてきている途中の、骨盤を内側から思い切り押し広げられている瞬間が一番痛かったかな・・・

しかし、もう一回いきめば、通り過ぎてくれます。

出産は、今思い出しても人生の中で一番強烈な、ショッキングな、全部がひっくり返るような不思議な出来事です。

そして、最高の瞬間です。

女として、この体験をできたことは本当に幸せだと思います。

これから出産なさる方も、どうぞこのエキサイティングな経験を存分に楽しんで、元気な赤ちゃんを生んだください。

家族がひとり増えるのって、素敵です。

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