ニックネーム:もと
出産を経験した年齢:33歳
妊娠中に役立ったものは?:手芸品。気持ちを落ち着かせるために愛用していました。
Contents
旅行中につわりがひどく寝込む!流産した経験から慎重に行動する
妊娠に気付いたのは、悪阻がひどく、寝込んだからでした。
ちょうど車で長距離旅行中に妊娠に気付き、これから帰宅するのに車かと思うとうんざりしたのを覚えています。
普段は車移動が大好きで、それが高じて夫婦での旅行だったのに、いきなり旅先で悪阻入院でした。
体調はすこぶる悪いのに、夫はにやにやが隠せてませんでしたけれど。
病院の食事がまずすぎて、子供を育てるのに必要な栄養も愛情も入っていないと駄々をこねて毎日食事を持て来てもらっていました。
一度流産していたので、より慎重に動き回って、割れやすいタマゴをもって歩いているような生活を何日かしました。
心の変化や不安でじっくり考える前に悪阻で前後不覚状態に陥ったので、ある意味涙無しに乗り切れてよかったです!
悪阻が酷く入退院を繰り返す!家事をしない夫が帰宅後にしてあり感謝する
妊娠初期はとにかく悪阻が酷く、入退院を繰り返していました。
最初の妊娠で流産したことをよく思い出しては恐怖を感じていました。
当時感じた「悲しさ」や「むなしさ」に飲み込まれない様に動けるときは病室から出て散歩をしてました。
産婦人科の病室だったので、悪阻入院している人と産後入院している人が愛部屋でした。
時たま部屋にはいてくる新生児とあかちゃんを見て入院による不安や妊娠による不安をしのいでいました。
それまで耳障りと感じていた子供たちの声が心を安らげる音に変わっていて自分でも「びっくり」でした。
普段は家事も私がメインでやっていました。
二度目の入院が終わり、退院して帰宅すると掃除が終わって夕食の準備ができていて、夫に感謝するとともに子育てをもう始めたようでとても嬉しかったです。
出産方法を考えながらドイツで生活!外出ではたくさんの方に助けてもらう
つわりが治まったのが6ヶ月過ぎだったので、それまでのベッド生活のおかげで不安はあまりありませんでした。
時たま出産は水中か、ベッドかとか具体的に考える様になっていました。
出産が初めてだった上に当時ドイツに在住していたので、産む時にせめて英語で対応してくれないかとかばかり考えていました。
子供部屋をどこにするか、もともと子供部屋にいいね、と言っていた部屋の掃除を繰り返したり、ずっと料理をしたり、肉体的には落ち着きのない日々が続きました。
しかし、きっと妊娠中だからかとても前向きで相対的に心では細か事を気にしない日々が続きました。
お腹が目立って来ていたからか、外出する時に様々な人達に助けられたのを覚えています。
すぐに眠くなる!産んだらゆっくりと出来ないと家事もせずゆっくり過ごす
後期、臨月になってやっと分娩の恐怖にすこしずつ心が侵されていきました。
その時、出産を経験した友人が、「自然分娩は自分でやってみないとどういうような絶対わからない」こと、そして「どんなに想像していても、その想像を超えるから想像していなくても一緒だ」と教えてくれ、気持ちが楽になりました。
とにかくすぐに眠くなるのに、胎動で2時間以上は寝かせてもらえませんでした。
産んだらこんなに眠れないだろうと家事が残っていても無理をせずに眠気がきたらすぐ横になると決めていました。
自営業で出張が多かった夫が何日か在宅をしていたので、なにか聞いてみたら出産に合わせて休暇をとっていました。
出産が間近という緊張感と家事をせずに昼寝をできる生活をおもいきり満喫していました。
隣の分娩室からの声で恐怖心が増す!赤ちゃんが初対面のような感情になる
他人の出産シーンを見た事がないまま自分の出産に挑んだので、なにもかも本当に新世界でした。
4つあった分娩室に向かう途中、地響きのような出産中の人の声が聞こえて恐怖心がどんどん増して行きました。
本当に今日じゃないとだめなんだろうかとなんども挫折しそうになりました。
助産婦さんと夫の手伝いにより、頭が出たときもまだ余裕がまったくなかったのに、産まれた瞬間にすでに上半身を起こして子供を抱きしめていた自分にびっくりしました。
ずっと一緒に過ごしていたのに顔をしらなかった不思議からか、「はじめまして」というつもりが「お疲れさまでした!」と話しかけていました。
嬉しいや楽しい、喜びなどポジティブな感情を表す言葉全部一緒くたにしても初対面の時の喜びには到達しないだろうなと思います。
この子の為なら何でもできると感じる!疲れるが夜は子供の寝顔が見ていたい
出産後の一番の変化は全てのラブソングが、自分が赤ちゃんに対する気持ちをうたったものではないか!と聞こえて来たことです。
新生児はとても可愛く、この子のためならなんでもできると芯から感じました。
が、同時に子連れのメス熊が、なぜ目に入った動物を皆殺しにするのかも分かった気がしました。
神経を休める時間がなく、子供は可愛いものの自分は疲れているという日が続き、夫に当たる日が続きました。
最終的に子供の父親というのを思い出して気持ちを落ち着けていました。
子供の寝顔がこんなにかわいらしいものだと知ったのは、自分が親になったからだと思います。
寝不足が続き、生後8ヶ月くらいまでは3時間続けて眠る事はありませんでした。
まずは母乳育児だったから、そして子供が長く寝る様になってからは家事を子供が寝てるスキをみてやっていたからです。
昼間終わらせたい家事も、いつのまにか夜暗がりで一人ささーっとやるようになっていました。
夜はやっぱり子供の寝顔をみたかったからです。
これから出産される方にアドバイスをお願いします
妊娠中は色々敏感になっていて不安を感じるし、妊娠前より不安が増大すると思います。
楽しさを間いるとそれもまた増大する思います。
楽しさや喜びをいっぱい感じて赤ちゃんと過ごしていけば、阿吽の呼吸でつるっと産まれてきますよ!
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